ネイティブアメリカンが、あっという間に滅ぼされていった理由アメリカにヨーロッパ人が流入して来た時、相手が読めない契約書(ポルトガル語とか、フランス語とかの契約書)を作って、「お前らの土地は今度からこの額でウチラが買います(激安)」というとんでも無い内容の契約書により、勝手に合法的と判断し、ドンドン土地を奪っていったのは有名な話ですが、あっという間に土地を奪われていった一つの理由に、何と、部族間抗争があります。ヨーロッパ人に土地が奪われていっているのに、全然一枚岩では無かったんです。様々なネイティブアメリカンの中でも、特にバイソンを狩る部族が多数でした。(バイソン)2024.11.08 10:50
再び。日本ではワンちゃん、猫ちゃんに毎年ワクチン接種を行うべき理由誰かしっかりとした統計を取った論文を出して欲しいと思うのですが(僕が知らないだけで統計を取っている人がいるのかもしれません)、以前もブログに記載したとおり、ワクチンと言うのは、全体の接種率が70%を超えてない場合、パンデミックをお越し、伝染が止まらなくなってしまうのが特徴です。近頃では人間のコロナウイルスが有名なところですね。少なくとも、ワンちゃんでも猫ちゃんでも、どこそこのブリーダーやペットショップで、突然の大量死が起こった、という情報が獣医師の情報網で流れて来るので、日本のワクチン接種率は十分とは言えないのでしょう。特にワンちゃんでは2種、5種、6種、8種、10種ワクチンと、販売されているすべてのワクチンに含まれているパルボウイルスが特にパンデミックを起こしやすい、かつ、ワクチンを打ってさえいれば、感染することが殆ど無いウイルスであることから、上記の様に、どこかしらで常にウイルスが生き残っていることが推測されます。そして猫ちゃんの場合ですが、こちらは更にワクチン接種率は少ないでしょう。特に野良猫ちゃんで病気が蔓延している状況ですね。すぐ側で猫ちゃんがクシャミをした、家の猫ちゃんはワクチンを打っていない、広がってしまう、ということもありながら、一番厄介なのは、俗に言う猫風邪こと、猫伝染性鼻気管炎の原因がヘルペスウイルスだということです。これは人間の帯状疱疹と同族のウイルスで、体の中に住みこんでしまいます。一度も他の猫ちゃんと接触させていない!という状況でも、季節の変わり目などに猫ちゃんが少し弱った程度で、発症することがありますが、ワクチン接種により、症状を軽く済ませることができます。ただし、やっぱり地域猫ちゃんという存在がいる限りは、ワクチン接種率70%到達は不可能でしょう。飼い主さん達がやるべきことは、やはり、できる限りお家で飼育しているワンちゃん猫ちゃんに混合接種ワクチンを打ってあげることでしょうか。そうすれば、少なくともワクチンを打った子は病気にかからずに済みます。稀にアメリカと同じく、3年に一回のワクチンでOK!、という先生がいますが、免疫学の先生によると、ワクチン接種により、抗体が残る期間はその子によりかなり差があり、確かに3年持つ子もいるのですが、中にはギリギリ1年持つかどうか、という子もいるそうです。アメリカはペット先進国で、はっきり言って、かなりの金持ち出ないと、しっかりとした飼育(病院にちゃんと連れて行くなど)できません。また、ちゃんとワクチン接種率が70%を超えているのも特徴です。でも勘違いしてはいけません。もし日本でワクチン接種率70%を超えたとしても、自分のワンちゃん猫ちゃんにワクチンを打っていない状態で、感染したワンちゃん猫ちゃんにかち合えば、結局は病気に罹ってしまうんです。フィラリアもそうですが(今年は感染したワンちゃんが大量に出ました)、ちょっとした予防で何とかできる、その手間を嫌がって病気にしてしまうようなことは無いようにしていきましょう。2024.11.07 07:53
はっきり言って奇跡です!入院せずに、体力も落ちている状況でケトアシドーシスから復活ケトアシドーシスって何?という人がほとんどでしょうが、正確には糖尿病性ケトアシドーシスと言い、糖尿病が更に重症になって、ケトン体と言う体の邪魔になるもの(本来は体の栄養状態を守るために出るのですが、体のエラーの様なものです)が作られ、血液が酸性になります。こうなると、倦怠感や吐き気、呼吸困難などが引き起こされてしまいます。ケトン体を無くすには、インスリンを注射することが重要ですが、そのまま射つと低血糖になってしまうため、糖液を血中に点滴しながらインスリンを射つ、という、ちょっと矛盾しているようにも思える治療が必要になります。この治療を実施するためには、食欲が無い状態で上記のことをしなければならないため、入院が必要になる訳です。そして、今回。題名にあるような、ケトアシドーシスになったと思われ、その後に何日も経過したために、長期の食欲消失、元気も無い状況だったため、飼い主さんに、「このまま入院させても亡くなる可能性が高い、それでも入院させて治療するか、家で看取るか考えてください」とまで伝えたワンちゃんが、膀胱炎もあったので、抗生物質で治療(あくまで膀胱炎だけの治療です)したところ、食欲が回復、家でインスリンを注射しているうちに、ケトン体が無くなり、元気になって再来院しました。本来はケトン体が体内にあることで、食欲が回復すること無く、治癒するのは絶望的だったのですが、流石にビックリしました。膀胱炎が無くなったからと言って、食欲が回復する訳ではないのです。飼い主さんの努力と、特に本人の力で回復したようなものでしょう。普通は治療をしても、ケトアシドーシスが改善する前に亡くなってもおかしくない、そういう病気です。案外、入院させていた方が食欲の回復が起こらずに亡くなっていたかもしれません。本当に奇跡的な回復でした。こんなすごいこともある、という一例ですね😁2024.11.02 11:51
何にも危険性を伝えてもらえずに注射されていたので、注意喚起。プロハート12プロハート12と言うのは、一回注射で射つだけで1年間フィラリア予防効果を保ってくれる、便利なお薬です。別にフィラリアの時期でなくても大丈夫、ということでもあります。ですが、一回で1年間分の効果、と言うのは、それだけ危険性が同様に存在している、ということです。以前、当院に、一回射てばOKなフィラリア予防薬を射ってもらいに来ましたー。という飼い主さんがいらっしゃいました。ですが当院ではプロハート12は取り扱っていません。何故かというと、結構副作用が出る率が高いためです。嘔吐、顔の腫れ、元気食欲消失、時にはアナフィラキシーショックを起こして死亡することすらあります。このことを、以前射ってもらった病院では何も伝われずに注射したとのことでした。フィラリア予防薬は月一回の投薬で副作用も出ないお薬がたくさんあります。たまにオールインワンのお薬で一日くらい元気が出なくなってしまうワンちゃんがいたりすることもあるそうですが、フィラリアに感染していない状況なら、死亡例は今のところありません。他にも、似たような3ヶ月効くノミマダニのお薬、ブラベクトというものもありますが、こちらも死亡例が確認されたという情報がありました。販売当初は当院でも使用していましたが、死亡例が確認されてからは使用していません。中にはこの様に、危険性を伝えずに使用する病院や、そもそも獣医が危険性を知らずに使用している病院もあります。プロハート12の場合は結構副作用が出ることが多いので、使用を直ぐに止める先生もいますが。患者の側では気を付けようが無いのですが、当院では副作用があり得るようなお薬に関してはできる限り伝えるようにしています。例えばワクチンとかですね。なんとフィラリア予防にいきなりプロハート12を勧めて来る(その上で一年分の高額な予防料を取る)ような悪質な獣医もいるそうなので、気をつけてください。めったにいないとは思うのですけどね。2024.10.31 08:48
最近は余り聞かなくなった、マダニから感染するSFTS(重症熱性血小板減少症)普通に感染例が確認されています。あくまで聞かなくなっただけで、獣医の間では講義が開催されたり、注意喚起があったりします。昔はSFTSは犬猫にも感染するの?と、情報も少なかったのですが、犬猫も感染しますし、特に犬を経由して人に感染したりもします。人間ではファビピラビルという、抗ウイルス薬が治療に使用されますが、なんと獣医は手に入れられません!つまり、ワンちゃん猫ちゃんがSFTSになっても、点滴や輸血などをして治療するしかありません。人間ほど血液が採取できないワンちゃんで、血漿輸血ができるほどの量が確保できるかどうか、という問題点もありますが。そもそもこの子はSFTSにかかってる!と判断することが難しいでしょう。診たことが無い病気を診断するのはとても困難です。なんとか血液検査で血小板の減少、発熱、下痢、嘔吐、などの症状から判断するくらいでしょうか。致死率は10%〜30%と言われています。獣医としては一番良い方法は、感染する前に、マダニが体に食いついてすぐに死んでもらうように、予防薬を使用しておくことが大切でしょう。別に山にいるダニだけがSFTSウイルスを持っている訳ではなくそこら辺のダニも持っています。先ほど、ワンちゃんからダニを媒介して〜、という話をしましたが、2018年〜2021年のたった3年間で猫ちゃんについたマダニから感染した獣医が7人もいます。人から人に感染することもあるようです。家族や地域猫に良く触れ合う人も気をつけた方が良いでしょう。出来る事なら、地域猫にもマダニ予防をできれば良いのですが。ヤバイ病気が身近に存在している可能性を忘れないようにしましょう。2024.10.29 14:15
クマ退治と猟友会あと愚痴日本でヒグマ退治と言えば猟友会です。そう、公務員やそれ専門の組織がある訳では無く、猟友会のボランティアに頼っている訳ですね。ただし、ボランティアと言っても当然タダではありません。何が悲しくて命がけで何の報酬もなくヒグマ狩りをしなくちゃいけないのか。でも、つい最近、北海道の奈井江町は余りにも馬鹿な声明を出してしまいました。「ヒグマ一頭、狩りから解体、焼却処分まで8500円でイイよね」猟友会も趣味でやっているのに、「ヒグマが出たら緊急出動、弾丸を打ったとしても1万300円で!」当然猟友会は猛反発、別にヒグマが出ても自分達で頑張ってください。私達は何もしません。と伝えました。当たり前ですよね。普段は仕事をしていて、趣味でやっているのに、千葉県の最低賃金で8時間労働分ですよ。それで命をかけろと。流石に市は一匹辺り4万〜5万、消防隊も手助けに入ることになりました。読んだ記事に、ついでの様に、市役所は新しく22億円かけて建てました、という記述もあり、金あるじゃん、ハブ狩りじゃないんだぞ?と思ってしまいました。ちなみに沖縄ではハブを一匹5000円で引き取っています。専用の器具があり、安全に捕まえられることから、タクシーの運転手が「良い臨時収入になるんだよね〜」と言っていたのを覚えています。ヒグマ狩りとは大違いです。次は秋田県の話です。天然記念物のはずのツキノワグマが余りにも増えすぎて、つい最近まで秋田県全体で、年1000頭くらいの目撃数だったのが、23年には3000頭を超える目撃数だったそうです。こちらは奈井江町と異なり、秋田県知事がしっかりとした対応をしました。最初から金額を増やし、装備も充実させ、猟友会の人達が安全に狩りをできるようにしたそうです。ただ、問題なのが、可愛そうだからツキノワグマを殺すな!と言うクレーム。一時は5つある電話が全部クレームのせいで埋まってしまうほどでした。テディベアじゃないんだぞ?という感じです。しかもクレームが来るのは秋田県内からではなく、他県から。ですがここでも見事な対応をしました。クマの殺処分に関するクレームだとわかった途端、ガチャリ。さっさと切ってしまうことにしたわけです。ですが、依然とクマは街に降りてきます。猟友会の方達はお年寄りがほとんどで、今後どうなるかわかりません。ここからは全く別の話になりますが、大変な時に厄介なクレームは止めて欲しいですよね。当院でも以前記載したように、死にかけたセキセイインコが死んでしまった後、旦那さんから、何で検便しなかったのか‼︎(もう餌が食べられず、便も取れなかったからですが、検便したところで死ななかった訳ではありません。そういう状態でした)猫のケージに上にもドアがあるのに、何故横から押し込んだのか‼︎(これは口コミにも載っていますね。上から入れた方が楽ならそうしますが、横のドアからスルッと入って行くなら猫が嫌がらない方で中に入れます。押し込んでいません。猫を飼うのは初めてのようでしたが、クレームマンだったみたいですね。本人が嫌がらないならそうしますよ。今頃は病院帰りには飼い猫が自分から横の扉から入るのを見て、恥ずかしい思いをしているでしょう)これに関しては猫ちゃんを飼っている方なら、この人の言っていることが勘違いであることが分かりそうです。行きは大暴れでも、帰る時になると、スルッと入ってくれるんですよね。中には急いでケージの中に入って、攻撃してくる猫ちゃんもいます。猫ちゃんは4歳時程度の知能があるらしいですよ。帰るために急いで中に入るんです。何事も何が大変なのか、何が重要なのか良く考えてから行動した方が良さそうです。僕もたまに、飼い主さんが伝えようとしていることと、自分の頭の中の思考がズレていて、あとからお願いして診察のやり直しをしたりすることもあります。皆さんも、なんか先生、間違った方向に考えてる!と思ったらぜひ指摘して下さい。たまにそれがわかっているのに、僕に指摘できずに診察を終えてしまう人がいるんです。こちらも気をつけますが、飼い主さんも気をつけていただければありがたいです。2024.10.29 09:27
再び、飲むインスリン、センベルゴ新しく発売した、飲むことで血糖値を正常なラインに戻すセンベルゴ。注射とことなり利点となるのは、注射がうまくできない人にとって、かなり使いやすい。インスリン注射と異なり、低血糖症を起こしにくい。というか、ほぼ起こらない。血糖値の変化が大きく、適量のインスリンを注射するのが難しい猫ちゃんの場合、ある程度、投薬量に自由が効く。上記のことから、定期的な血糖値の検査を伸ばすことが可能。などになります。欠点は注射するインスリンと比べて、非常に高いということです。ですが、人間の薬と比較しても高すぎる!ということもないため、安全性、投薬のし安さを考えると、かなり良い薬だと言えるのではないかと思います。2024.10.25 07:21
治らない免疫介在性溶血性貧血こればかりは仕様がないのですが、調子が良好な免疫介在性溶血性貧血は、ステロイドで簡単に貧血が収まり、再発もしない、ということはよくあります。(免疫介在性溶血性貧血は、以前にも載せましたが、自分の免疫が自分の赤血球を攻撃して、貧血になってしまう病気ですえ!?と思うかもしれませんが、猫アレルギーになった猫、犬アレルギーになった犬、のようなものです。正確には異なるのですが)その一方で、全く薬の効果が無く、1日2日であっという間に亡くなってしまう、ワンちゃん猫ちゃんもいます。中には厄介な子もいて、ステロイドを使用していて、特に薬の量を変えていないのに、貧血が進んだり、回復したり、薬が効いているのかいないのか、よく分からない子も中には存在します。こういう場合、プラスで免疫抑制剤を使用したりすることもあるのですが、改善する子と良化しない子は、当然の様に別れます。本人の体質や、病気の重さ、溶血するものの中でも、薬の効きやすい種類や効きにくい種類などが存在します。すぐに治るものならとても安心なのですが、中には改善と悪化を繰り返し、最終的にはお薬が効かなくなって、亡くなってしまう子もいるのです。すべてのタイプに特効薬が存在すれば良いのですが、そううまい話もありません。現在、調子が良好で、少しずつ血液の量が改善していっている子と、治ったと思ったら再発、今はくすりの効きも悪くなっているという、2頭の猫ちゃんを治療しています。(この時、あまり薬が効かなくなっていると思っていましたが、現在は2匹とも、ステロイドを絶えず与えていれば、貧血が起こらない状態です)中には寛解、と言って、薬をやめても貧血が起こらずに良好なままでいてくれる子もいるのですが、上記の子達はステロイドを止めると、あっという間にひどい貧血になってしまいます。使い続けていれば調子を保てるのがせめてもの救いですね。2024.10.24 08:58
日本人が無くしてしまった超能力戦国時代や江戸時代の日本人は、他国からすると、異常!という程の能力を持っていました。まず、簡単なところから、1543年ポルトガルが日本に火縄銃を2丁売りました。たったの2丁でも当時の額で数千万〜数億円で売りつけたそうです(曖昧なのは、昔過ぎて換算できないからですね)。ポルトガルは火縄銃の凄さを魅せつけて、二年後に大量に火縄銃を持って、売り付けに来ました。所詮、日本は小国。火縄銃の機構なんてわからないだろう、と。ところがどっこい、当時から技術先進国と言っても過言じゃなかった日本。たったの8ヶ月で火縄銃を再現してしまいました。そして初めて火縄銃が購入され、種子島、という名前で呼ばれるようになってから、たったの50年で、全世界の50%の火縄銃を日本が所持すると言う、とんでもない事態になっていました。内乱に明け暮れていましたが、いつの間にか世界最強レベルの軍事力を持っていたんです。あくまでその時点で日本が統一出来ていたらの話ですが。次は識字率。日本では江戸時代ですでに8割の人が字を読み書きできるようになっていました。貸本屋なども存在しており、それで商売が成り立つということは、それだけ多くの人たちが、本を読めたということです。(ここで、もし盗まれたらどうするの?と思った人もいるかと思いますが、当時の罰則として、盗みはたったの3回しただけでも処刑!という厳しいものでした。本を借りて返せば問題無いところを、わざわざ処刑の危険を犯してまで盗む人はいなかったことでしょう)最近のニュースでも有った話ですが、日本のとことん古い建物の屋根裏?(違うかもしれません)から、大工が書いた、「今回の依頼人は、酒も飲ませてくれないケチだ」という内容の木片が出てきたことで、大工の様な職人階級も、読み書きが可能だったことが話題になっていました。最後に身体能力です。こんな写真を見たことがありますでしょうか。2024.10.23 10:57
いつの間にか消えた、日本に入ってきた外来種ヒアリ。今アメリカで大騒ぎなオオスズメバチヒアリというのは海外から入ってきた外来生物で、アリでありながら、スズメバチと同じ様に、刺されるとアナフィラキシーショックを起こすことがあるアリです。一昔前に、兵庫県に入ってきたと思ったら、いつの間にかその話を聞かなくなっていましたね。その原因は、しっかりした防疫活動に加えて、ヒアリ自身が日本のクロオオアリに対して、凄まじく恐怖を感じる性質があったためと言われています。クロオオアリはあのどこにでもいる、捕まえると頑張ってこちらを嚙んできますが、余り痛くない、あのアリです。ところがヒアリにとってはクロオオアリの出すフェロモンは大パニックを起こすほどのもののようで、人間にとっては危険なはずのヒアリは、無害なクロオオアリに勝てず、日本に定着せずに消えて行きました。北アメリカでは大けがをしたり、死人も出しているヒアリですが、日本にクロオオアリがいて良かったですね。で、今現在、アメリカで危険視されているのが、日本でも恐れられているオオスズメバチ。アメリカに上陸したそうです。昔、アメリカでキラービーと言われた凶暴なミツバチを退治するために、日本からオオスズメバチを導入しようかと検討したこともあるけれど、あまりの凶暴性で導入するのを止めた経緯さえあるオオスズメバチが、貿易の過程でアメリカに入っていってしまったそうです。でも、スズメバチってそこまで凶暴なハチでは無いのを知っていますか?キラービーと言われた、アフリカナイズドミツバチは一度敵とみなすと、とことん追ってきて家から出られない、なんてこともあったらしいですが、日本のオオスズメバチはちょっと違います。まずは羽をこすって警戒音を出します。それでも近づく人にはキバをカチカチ鳴らして最終警告にはいります。その後、やっと襲ってくるのですが、近くから離れるとキラービーの様にガンガン攻めてくることは無いんです。まあ、気づいたら屋根裏部屋に巨大なスズメバチの巣があったりするので、厄介なのは確かでしょう。実はこのオオスズメバチ、天敵がいます。オニヤンマです。あの全然怖くない、子供のロマン的なトンボですね。あとはニホンミツバチも、天敵とは言えないですが、セイヨウミツバチと違い、熱殺蜂球という高熱で囲んで倒す力を持っています。自然の生き物は不思議なもので、ニホンミツバチがオオスズメバチを殺しにかかる時は、寿命がもう短いミツバチが率先して襲いかかっていくそうです。アメリカは今、オオスズメバチに恐れおののいていますが、スズメバチの遺伝子に組み込まれた、黒を目指して襲いかかっていくことは報道されていないみたいですね。小学生の頃、中国や日本のオオスズメバチは、人の髪の毛が黒いことから、黒髪を優先して攻撃すると言う内容を本で知り、感動した覚えがあります。まあ、35年は前の話なので、本当に今でもそう言われているのかはわかりませんが。アメリカの養蜂家はスズメバチに悩まされていますが、どこまで広がっていくんでしようか?ちなみに、養蜂にニホンミツバチを使わずにセイヨウミツバチを使うのは、ハチミツの採取量がセイヨウミツバチの方がずっと多いからだそうです。でも、中にはこだわりのニホンミツバチでの養蜂をやっているひともいるそうですね。追伸やっぱり日本のスズメバチやアシナガバチは黒や茶色を率先して狙うそうです。登山などで、白い帽子を被ったりするのは、知らない間にスズメバチのテリトリーに入ってしまったりすることも一つの理由なそうですね。不思議です。2024.10.21 15:53
狂犬病に関して(改めて以前の投稿を)ワンちゃんを飼っている人の中には、狂犬病なんて昔の病気で、予防接種なんて必要ない!と言ってしまう人もいます。(ちなみに獣医がこれに同意すると犯罪になります)ですが、以前にも書いた通り、日本は常に狂犬病の危険にさらされている状態なんです。まずコウモリ。狂犬病は全てと言っていいほど、ほとんどの哺乳類に感染するので、まだ感染したばかりで元気なコウモリは中国や朝鮮半島から日本に入ってくる可能性があります。特に対馬を経由すれば簡単に侵入できるかもしれませんね。あとは貿易。本来やってはいけないことですが、予防接種を打っていない犬を、他国の貿易船が乗せて、連れてきてしまったりしています。これは貿易船から船卸しや船上げをやっている父から聞いたことです。税関を通らずに、犬を連れているロシア人を見て、ちゃんと狂犬病予防注射打ってるのか?と聞いても、そんなもの打っていない、と言っていたそうです。父が仕事中に船降ろしで見たことのある動物は普通にイグアナ、サソリ、タランチュラっぽい蜘蛛、3本ヅノのカブトムシ、ネズミ(⁉︎)思い出せるだけでもこんなにいます。特にネズミは大問題。容易に狂犬病を媒介してしまいます。金儲けのために注射してる!という人は、もし、飼い犬が狂犬病になったとしても治療しなければ良いのでは?と思ってしまいます。飼い主本人が狂犬病になり、次に狂犬病になる可能性が高いのは獣医です。予防注射をしていれば狂犬病にならないのですから、危険を犯してまで治療する?そんな奇特な獣医師はいるでしょうか?とは言っても、実は狂犬病に罹患した犬は治療もせず殺処分と法律で決まっています。発症前は治療法がある、それでもです。そもそも狂犬病の予防接種が獣医の儲けに大きくつながるなら文句も言って良いかもしれませんが、ほとんど獣医師会に取られてしまうので、ほぼボランティアです。集合注射はきちんと飼い犬を抑えられる人限定なのに、抑え方が適当で注射が難しく、それなのに下手くそ扱いされることもあります。じゃあしっかり押さえてくれ!狂犬病予防接種はしっかりと行ってください。自分の家は平気だから、じゃないんです。あんたはどうでも良いけど、周りに被害を与えないで!ということですね。せめて中国、朝鮮半島、フィリピン、台湾(なんと台湾では狂犬病になる動物が普通にいます)辺りから狂犬病が無くなってから注射を打たない判断をするべきでしょうね。特に台湾はプロなら沖縄から泳いで行ける距離です。東日本大震災の時に、感謝の気持ちを込めて、泳いで行った人たちがいましたね。たったの10年前に、台湾のいたちが狂犬病に罹患しているのが発見されました。狂犬病のコウモリが沖縄まで飛んでくる。余裕でしょうね。2024.10.19 03:31
やっちまったぜ!ウォルト・ディズニー!時代は50年位は昔。ディズニーランドを誘致しようと頑張ってる人達がいました。ぜひ、ディズニーランドを日本に作りたい!とウォルト・ディズニーは頼まれたのですが、海外では日本人は財布の紐が固いことが当時、有名になっていたんです。戦後すぐですしね。日本にディズニー・ランドを作っても儲からない……ということで、「じゃあ、建設も内容も、ぜんぶ日本で実施するなら、自分達はお金もいらないから勝手に作っちゃっていいよ」なんとキャラクター使用料なども特に取られず、どうせ儲からないだろ、と思ったウォルト・ディズニーはやってしまいました。どうせ、ランド内でお金を使わない?余りにも日本人のことを調べてないのが丸わかりですね。ディズニーランドは本家ディズニーワールドを入れ、世界中に進出しています。その中で、東京ディズニーランドの売上は、なんと第3位!なぜこうなったのか。理由は日本のお土産文化がありました。園内のご飯をわざわざ食べたりしなくても、友人の皆に配るお土産で、当時お土産屋はあっという間にスッカラカンになったんです。さて、この中で大損をした人がいますね。東京ディズニーランドはウォルト・ディズニーにキャラクター使用料を払わずにお金を儲けている、ただ1つのディズニーランドだったんです。ウォルト・ディズニーは日本の文化も調べるべきでしたね。日本のディズニーランドはラッキーだった訳です。2024.10.11 08:07