再び、飲むインスリン、センベルゴ

新しく発売した、飲むことで血糖値を正常なラインに戻すセンベルゴ。

注射とことなり利点となるのは、注射がうまくできない人にとって、かなり使いやすい。

インスリン注射と異なり、低血糖症を起こしにくい。
というか、ほぼ起こらない。

血糖値の変化が大きく、適量のインスリンを注射するのが難しい猫ちゃんの場合、ある程度、投薬量に自由が効く。

上記のことから、定期的な血糖値の検査を伸ばすことが可能。
などになります。

欠点は注射するインスリンと比べて、非常に高いということです。

ですが、人間の薬と比較しても高すぎる!ということもないため、安全性、投薬のし安さを考えると、かなり良い薬だと言えるのではないかと思います。

ちなみにこのグラフは飼い主さんから、インスリン注射による治療ができません!
と言われた獣医がどれだけいるか、の図になります。

約3割の獣医が、注射ができないと言われた経験があるということになります。

僕もインスリン治療がうまくできない、ということで、亡くなってしまった猫ちゃんを経験したことがあります。
人間の血糖測定器の様な、安全にインスリンを射つための器具も用意したのですけれど。

センベルゴがあれば、助かったのではないでしょうか?
ですが、発売したばかりであり、当然その当時は存在していませんでした。
残念な話です。

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