2021.02.25 07:35犬の声帯切除に関して当院では、ワンちゃんの声帯切除は行っておりません。もちろん、近所の方からワンちゃんの声がうるさい、と言われたなどの理由での目的だと思いますので、あくまでも院長の、正常な子を害するような手術を行いたくないというだけの心情的な勝手な理由です。申し訳ありません。
2021.02.23 00:34インコ、ハムスターの重症例当院では、セキセイインコやハムスターの診療に関して、入院や手術が必要と思われる症例の場合、エキゾチックアニマル専門の病院に紹介することがあります。これは、インコやハムスターはストレスに弱く、犬猫の鳴き声がするだけでも弱って死んでしまうことがあるためです。そのため、入院に際してはしっかりした防音設備や保温設備が必要なため、紹介、という形を取らせていただいていま...
2021.02.10 04:28フィラリア(注射薬)最近は抗フィラリア薬の種類も増え、通常時の薬、おやつタイプ、首筋に滴下するもの、注射をすることで1年間フィラリア予防の効果が出る薬もあります。注射薬の場合、年に一回打つだけで良いから楽ちん!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、当院ではこの注射タイプは使用していません。なぜかと言うと、他院での話ですが、アナフィラキシーショックで死にかけた症例や、実際にお亡く...
2021.02.05 07:54尿管結石先ほど尿道結石についての文を載せましたが、稀に尿管結石を起こす子もいます。違いは、尿道結石はペニスに石が詰まること(女の子は尿道が広いため尿道閉塞はまずありません)、尿管結石は腎臓と膀胱をつなぐ尿管に結石が詰まることです。尿管結石は非常に痛みが強く、触診時に痛みを訴える、発熱を呈す、超音波検査で尿管の拡張が認められる、などの症状で発見することができます。尿管...
2021.02.01 06:30膀胱炎と尿道閉塞寒い季節になりました。猫ちゃんはこの時期、寒さのためにトイレを我慢してしまうため、非常に膀胱炎を起こしやすくなる季節です。その一方で、当院では最近、膀胱結石が原因の尿道閉塞を起こした猫ちゃんがよく来院しています。膀胱結石はほとんどが体質的な問題で出来てくることが多いですが、膀胱炎が原因で結石が出来ることもあります。(ウロアーゼ産生菌といって、膀胱結石を作り出...
2021.01.24 10:07前立腺の病気主に挙げられるものとして、前立腺肥大、前立腺膿瘍、前立腺癌があります。前立腺肥大は便が出しにくくなり、本人が何度も排便しようと頑張ってしまうことがよくあります。前立腺膿瘍は更に厄介で、前立腺肥大と同様の症状と同時に、内部に溜まった膿が破裂した場合、腹膜炎を起こします。前立腺癌は人間のものと異なり、良い治療法がありません。基本的には外科手術により腫瘍を取るので...
2021.01.24 00:51歯石の予防に関してワンちゃん、猫ちゃんは人間と異なり、虫歯にはなりにくく、一方で歯石が付きやすい、と言う特徴があります。たまに、無麻酔での歯石除去を行っている病院などもありますが、これは、歯周ポケットの掃除はできず(歯槽膿漏の予防にはならず)、また歯の研磨もできないため、新たに歯石を作りやすい土壌を作り出すことになることが言われています。当院ではふりかけタイプの歯石予防サプリ...
2021.01.07 11:44時間外の診察は行っておりません。以前にもこちらのブログで記載したことですが、院長の体調の問題により、時間外診療は行っておりません。また、水曜日は休診日のため、こちらも診察は行っておりません。同じことを繰り返して申し訳ありませんが、どうぞご了承いただければと思います。
2020.12.18 07:28どの腫瘍も、どれだけ早く見つけられるかがポイントです基本的にはどのガンも、どれだけ早く見つけて、早く取る、というのが重要となります。もちろん、どんなに小さくても、発生した時点でほとんど確実に、周りに転移しているものや、見えないほど小さな足を広範囲に伸ばしているような、厄介なガンも存在しています。しかし、よく体表に見つかる、乳腺ガン、皮脂腺ガン、扁平上皮ガンなどは、悪性でも小さいうちに取ることで(おもに3センチ...
2020.12.16 07:02心臓病、腎臓病よく、獣医の間では、犬は心臓から、猫は腎臓から歳を取っていく、と言われます。ワンちゃんの場合、心臓に起こる病気はほとんどが僧帽弁閉鎖不全症と言うもので、聴診器で簡単に診断することができます(極稀に、突然僧帽弁が切れて発症する子もいるにはいます)。一方で、ネコちゃんの場合、腎臓病はある一定以上に病気が進行しており、かつそのタイミングで血液検査を実施してやっと診...
2020.12.15 02:21ワクチンによる病気予防について日本におけるワンちゃん、ネコちゃんのワクチン接種率は、アメリカ等と比べてかなり低いため、常にパンデミックを引き起こす可能性が存在しています。特にワンちゃんでは(ワクチンで予防できるものでは)ジステンバー、パルボウイルス性腸炎、レプトスピラ感染症が高確率で死に至る病気として挙げられます。特にジステンバーは死亡率が9割近く、パルボウイルスは50%ほど、しかも空気...