ワクチンによる病気予防について
日本におけるワンちゃん、ネコちゃんのワクチン接種率は、アメリカ等と比べてかなり低いため、常にパンデミックを引き起こす可能性が存在しています。
特にワンちゃんでは(ワクチンで予防できるものでは)ジステンバー、パルボウイルス性腸炎、レプトスピラ感染症が高確率で死に至る病気として挙げられます。
特にジステンバーは死亡率が9割近く、パルボウイルスは50%ほど、しかも空気感染のため、ワクチンを接種していない子はどんどん亡くなっていくことが予想されます。
ネコちゃんの場合は猫風邪を起こすヘルペスウイルス、酷い口内炎を起こすカリシウイルス、ワンちゃんのと同様の、下痢、嘔吐を引き起こすパルボウイルスが存在します。
どれもワクチン接種で予防、症状の軽減が期待できる病気ですが、ワクチンを打たずに、酷い風邪や口内炎で来院する方はあとを立ちません。
またパルボウイルスは突然パンデミックを起こし、その周辺のネコちゃん達をすべて殺してしまうため、空気感染でありながら、あまり広がることがありませんが、ワクチンを接種することで、ほぼ100%防ぐことができるため、是非とも予防を行ってほしいものでもあります。
この様に、ワクチンで発症を防ぐことのできる難病はいくつも存在しているため、お値段や手間がかかるからと言わずに、年一回のワクチン接種を実施することを心からお勧めいたします。
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