猫の急性腎不全および慢性腎不全
この2つの違いは、有り体に言って、治療により回復させられるか、そうでないかです。
慢性腎不全は基本的に高齢の子が、老齢により腎臓の構造が崩れていき、初期ならサプリや薬、点滴でかなり余命を伸ばすことができることもあります。
しかし、最終的には進行していき、尿毒素の高値によって、お亡くなりになることがきほんです。
一方で、急性腎不全は極度の脱水や、毒物の摂取(不凍液など)により起こります。血液検査上は慢性腎不全と区別がつかないので、年齢、および、点滴で尿毒素が減少していくかで、区別がつきます。
特に、急性腎不全は治療により回復してくれるのがポイントです。
ついこないだ、慢性的な腎不全かと思い、飼い主さんに治療は難しい、と伝えたけれど、点滴したら元気になって、完全復活してくれた子がいました。
年齢は1つの目安になりますが、やはり治療してみないと、どうなるかわからないようです。
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