猫伝染性腹膜炎(FIP)の治療薬になるかもしれない、モルヌピラビル

少し前にも記載した、猫のFIPは今まで全く治療方法が存在せず、99%以上の猫ちゃんが死亡する、厄介過ぎる病気でした。
他の致死的な病気と異なるのは、この病気を発症する猫ちゃんが少ないことでしょうか。

モルヌピラビルはもともと人間のコロナウイルス感染症のために作られた抗ウイルス薬で、偶然ですが、FIPウイルスも同じコロナウイルスであったため、こちらにも治療薬として使用できるのではないかと判断され、実際に研究されました。

効果は良好なようで、不治の病であったFIPが、回復する猫ちゃんもいたそうです。

問題なのは、モヌルピラビルが無認可で、かつ海外製品なため、日本で手に入れるのが困難なところです。
これがFIPに対するモヌルピラビルの論文ですね。
治った、では無く、薬の投与中は中央生存値(平均とはまた違い、どれだけ長く生きていられているかの指標と思ってください)は長く取れている、長生きしてくれている、ということだけを書いてあります。
詳しく知りたい人は、Google翻訳を使ってみましょう。

おそらく完全に治癒するような薬では無いのでしょう、が、FIPは発症するとあっという間にお亡くなりになってしまう、怖い病気です。
最終的には完全治癒してしまうような薬が作り出されるかもしれません。

とりあえずのところ、このモヌルピラビルが簡単に手に入るようになってほしいですね😉

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