心因性膀胱炎(心臓では無く、心の問題で起こる物です)
簡単に言うと、ストレスが原因で発症する膀胱炎です。
ワンちゃんがかかることは少なく、猫ちゃんは結構な頻度で起こります。
また、人間も起こすことがあります。
心因性膀胱炎の原因は、人間もストレスでトイレが近くなるのと同じで、自律神経の乱れが原因であることが多いです。
診断方法は簡単で、膀胱炎になっているけど尿中に細菌がいないのがポイントです。
尿をチェックできれば良いのですが、ただし、その尿を採取すること自体が厄介で、嫌がる子がほとんどです。
少なくとも頻尿は起こしているので、心因性でも、細菌性でも、どちらでも体に問題のない抗生物質を使用して様子をみます。
細菌がいないのに抗生物質を使うのはどうなのか?
と思う人もいるかもしれませんが、短期間の使用であるため、抗生物質耐性菌なども出てきませんし、何より本人達にとっては一番安全な方法なのがポイントです。
聞いた話の中には、採尿をするために膀胱に穴があいてしまったり、膀胱を圧迫することで、膀胱が破裂してしまったという話も聞いたことがありますので、安全第一で治療をするのが良いでしょう。
ちなみに、心因性、細菌性にかかわらず、膀胱炎対策として、水飲み場を増やしてあげること、トイレの数も増やしてあげることで、本人のストレス軽減にもなりますし、膀胱炎そのものの予防にもなりますので、しっかりと用意してあげると良いでしょう。
0コメント