獣医療で酷い話だな、と思った話し(改稿)
椎間板ヘルニアって、外科的治療の他に、椎間板ヘルニアの権威、岸上先生が新しく編み出した、エラスポールによる内科治療、鍼治療、昔は有ったけど、商品自体がなくなってしまった、エキソコルポール治療、など色々な治療法が存在します。
どれも共通しているのが、椎間板ヘルニアを起こした直後、炎症を起こさせない!
と言うのがポイントです。
椎間板ヘルニアで良くある現象で、ヘルニアを起こした!痛みが酷いけど麻痺は無い!
痛みを取る治療を中心にやっていこう。
→ところが次の日からドンドン麻痺が進行してくる!
という状況です。
これは椎間板が上に飛び出して脊髄を損傷させたあと、それだけで済んでいれば良かったのですが、ヘルニア部に白血球が集まってきて炎症が起こることで、その炎症自体が脊髄にダメージを与えてしまう訳です。
多分、以前にも記載したかと思います。
このように、内科的治療でも、外科的治療と同レベルの効果を示す治療法は多々あります。が、実は問題のある治療法もあります。
本人の骨髄からまだ若い細胞を取って、培養。
本人の血管に流す、という擬似再生医療です。
これで治った、という場合、本来何もしなくても、本人の治癒力で治っていたはずの子だと考えてよいでしょう。
これに関しては、この治療自体を行っている先生も「聞くわけないよ」。
一時期再生医療を専門に研究していた教授「眉唾」
だということを言っていました。
そもそも、こんな方法で治るのなら、iPS細胞が存在する現在、下半身麻痺の人は皆治っているでしょう。
しっかりとした再生医療が活躍できるのはまだ先でしょうね。
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