神話って面白いし、謎も多い
神話。
大昔のこと過ぎて、現実に有ったことや、あり得ないことが混ざっていたりします。
例えば、神話の中でも現実だった!ということが判明した代表的なものとしては、トロイア戦争が挙げられます。
あのデカイ馬の人形に入って、敵国内に侵入したとか、不死身のアキレウスが、アキレス腱を毒矢で射られて死んだ戦争です。
このトロイア戦争は現実に起こった戦争であることが判明しています。
流石に不死身のアキレウスはいなかったでしょうが…。
他には超浮気グセのある、ギリシャ神話のゼウスに関してですね。
もともとゼウスは浮気グセのある神様じゃなかったのですが、ギリシャの色んな国が、
「我が国の先祖はゼウス神である!」「何!?それは違う、うちの先祖だ!」「皆何を言ってるのか!うちの国こそがゼウスの正当な子孫だ!」
こんなことを言っているうちに、ゼウスは色んな国の王族の先祖、つまり色んな国の王女に手を出したことにさせられてしまった訳です。
ギリシャ神話のオルフェウスとエウリュディケの話も興味深いです。
エウリュディケが死んだため、耐えられなかったオルフェウスは、冥界からエウリュディケを地上に戻すため、冥界に入り込みます。
その時、エウリュディケは「冥界から出るまでは決してこちらを振り返らないでください」と言いました。
しかし、オルフェウスは振り返ってしまい、醜い姿をしているエウリュディケを見てしまいます。
それに驚いたオルフェウスは、エウリュディケをおいて逃げ帰ってしまうのです。
この話、何かに似ていると感じる人がいると思います。
そう、日本のイザナギとイザナミのはなしです。
同様に、ヒノカグツチを生んだ際に焼け死んだイザナミを、冥界にイザナギが迎えに行きますが、同じように振り向かないでと伝えますが、やはり振り向いてしまいます。
ここからが、オルフェウスの話とは異なります。
イザナギはイザナミに対して、思わず醜い!的な発言をしてしまうんです。
怒ったイザナミはヨモツシコメ、ヨモツシコオという怪物を大量に襲いかからせます。
何とか黄泉平坂の岩を閉じて助かったイザナギですが、怒ったイザナミは、
『こんな酷いことをしたからには、これから毎日1000人の人間を殺すことにしましょう』
それに対してイザナギは、
『ならば私は毎日1500の子供を産ませよう』
と。
とても離れた地域の神話なのに、良く似ている話です。
他にも似た話が有って、日本の神話では、天に住む天津神と、地上に住む国津神がいますが、天津神の中には強力な武神であるタケミカヅチとフツヌシがおり、どんどんと国津神を制圧していきます。
ですが、国津神では無いですが、最後まで天津神に対して反逆し続けた、アマツミカボシという神がいます。
この神様は、金星を神格化した神という説があり、金星・反逆、と言うと、キリスト教のルシファーを想像させる一面があります。
日本の古事記に載っている神話は、世界中の神話が混ざって載っていると言われています。天の岩戸、因幡の白兎も他の国の神話に同じ様な内容があるとか。
他にも六芒星が伊勢神宮周辺や、他の神社などにも認められたりと、ユダヤと関連があるかも?という痕跡が有ったりします。
日本人のルーツはまだまだわかっていないと言われていますが、遠いヨーロッパの神話と合致する内容が日本にもあるのは面白いですよね。
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