臨兵闘者皆陣列在前!幽霊退治だ!え?違う?

この言葉は聞いたことがある人の方が多いかと思います。
お祓いや、幽霊と闘うドラマ、アニメなんかで使っている言葉ですよね。

でも、実はこの言葉、妖怪退治、幽霊退治とは本来全く関係の無い言葉なんです。

どんな言葉かと言うと、これから戦場に向かうに当たって、気合を入れるための言葉、と言った感じでしょうか。

実際に翻訳すると、
臨む兵(つわもの)、闘う者、皆、陣列ねて前に在り!

兵士達、闘う者達、みんな陣を構えて、参列せよ!

これが本当の意味です。
幽霊関係無くない?誰が聞いても、幽霊退治とは無関係でしょう。
妖怪退治ならまだ使えるかも?

忍者が使ったり、武士が使ったりもしていたそうですが、この9字にはそれぞれ仏様を意味するところもあるそうですね。

中国の道教が発生らしいですが、現在では仏様を信仰していない道教で使われるのはなんか違う感じがします。

ちなみに道教で信仰されているのは、有名な仙人達です。
かなり古い、僕がまだ子供の頃のマンガですが、封神演義にも出てくる仙人を信仰しているのが道教です。

主人公の太公望の師匠、元始天孫は道教で最も偉い仙人に当たりますし、歴史上の人物である老子を神格化して仙人にした、太上老君もトップ3の一人です。

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