当たり前のこと?どんなことでもできる人間なんていない。
結構昔の話しなのですが、今でこそ稲毛駅にはエレベーターがありますが、以前は階段のみでした。
たまたま大学時代に、車椅子の人が階段を降りる時に、「皆さーん、手を貸してくれませんかー」と言ってきたんです。
結局僕を含め、計4人の人で車椅子を階段下に運ぶことになりました。
ですが、初めて運ぶ、人が乗っている車椅子は思ったよりも重く、思ったよりもバランスが悪いものでした。
一番下まで運びきったのですが、最後の最後で車椅子が後ろ向きに転倒。
しかし、後側を持っていた一人の方が、ちゃんと車椅子の人をガードしていて、怪我は無い状態でした。
ですが、車椅子のひとは「何だよ、こいつら、ちくしょう!」
もう二度と車椅子で困っている人がいても助けたりなんかしない。
そう思いましたし、他の3人の方もそう思ったかもしれません。
本人は全く怪我も無く、運ぶ人間は初心者だとわかってる上での発言。
海外旅行をすれば、ただの個人といえども、そこでは日本人代表、と言われる様に、
自分が車椅子の人間の中で車椅子の人代表として見られるということを考えてないんですね。
まあ、少なくとも今までの人生では善人の方向で生きてきたとは思いますが、こんなほんの少しのことでも、車椅子だけですが、助けたくない、と思うようになってしまいました。
これが、小学生は助けたくない、中学生は助けたくない、高校生は助けたくない、男性は助けたくない、女性は助けたくない、
にならないように、自分のお子さんの養育や、そうそう無いでしょうが、普段の生活で助けてもらった相手に悪態を付く、なんてことが無いように過ごしていくことが重要だと思います。
特に自分自身にとっても必要な考え方でしょうね。
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