ミオスタチン関連筋肉肥大症
実は遺伝子の中には、なるべく筋肉を作り過ぎない様に、筋肉の増加を抑える遺伝子、というのが存在しています。
それがミオスタチンを作る遺伝子です。
このミオスタチンというタンパク質が筋肉ををもりもりにするのを防いでいるんですね。
有名人やトップアスリートの中には、このミオスタチンが作られない様になっている人達がいるそうです。
このミオスタチンが作られないとどうなるか。分かりやすく写真で紹介しましょう。
これはウィペットという、本来手足の細い犬種がミオスタチン関連筋肉肥大症で筋肉もりもりになった姿です。
では、実際のウィペットはというと、
これが普通のウィペットです。
同じ犬種とは思えないほどになってますね。
当然、人間の中にも、このミオスタチン関連筋肉肥大症の方はいますが、見た目、ここまでにはなりません。
この女の子は25年くらい前に話題になった、アビゲイルちゃん、当時13歳です。
こうみると、先程のウィペットと比べてほっそりしていますね。
現在のスポーツ界では遺伝子やLGBD(性転換をした人達です)に関しては規制されていません。
ただし、この人達が何かの大会に出場すれば、トップアスリートとしての活躍はほぼ間違いないでしょう。
生まれながらに手に入れていた、恵まれた体格ですが、そのうちスポーツ界でも、これらの人達がスポーツ界に参加するのを禁止する法案を出して来るようになるかもしれません。
それぐらいに、能力の差が激しいのです。
僕が高校生の頃、誰よりもたくさん食べて、(一人だけ弁当箱が二つ)、それでも太らず、みんなよりたくさん筋肉トレーニングをしても、全く筋肉が付きませんでした。
いまでは贅肉ばかり付いているのが皮肉ですね。酒を我慢して甘いモノを沢山とってしまい、糖尿病一歩手前です。
13年間の間、柔道をやってきたため、そこら辺の暴漢を半殺しにするくらいはできるでしょうが、当時、筋肉がつきやすい体質だったらなぁ、と思ったことはしょっちゅうでした。
よく、柔よく剛を制す、という言葉が使われますが、柔道の創始者、嘉納治五郎先生は実際にはこう言い残しています。
柔よく剛を制す、剛よく柔を断つ。
前半ばかり知られていますが、創始者本人が、柔だけではなく、剛柔一体であることが大切である。と言っています。
それはそうですよね。柔だけで勝てるなら、体重による階級制度なんて作りません。
階級制度が無ければ、無差別級に出場する様な人達ばかりが優勝することになるでしょう。
柔よく剛を制す。剛よく柔を断つ。
すべての武道、スポーツに通じる言葉です。
お子さんがスポーツで悩んでいたら、技術だけじゃダメ、力も必要であることを教えて上げましょう。
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