大腿骨頭壊死症(トイプードルに遺伝性に発生すると言われています)

ほとんどがトイプードルで起こるため、遺伝が関係していると言われている病気です。
どういうものかというと、股関節にに普段はまっている大腿骨の骨の先が、壊死してもろくなり、股関節が外れたり、骨頭部分の形が変形して痛みを伴ったりします。

治療法としては、この股関節にはまっている骨頭という先端部分を切り落とす、という方法をとります。

股関節にはまってる骨を切っちゃっていいの?と思う人は多いと思いますが、実は大丈夫なんです。

体重が軽い程、改善しやすく、骨頭を取ると、偽関節という、筋肉だけで関節を維持できる状態になります。

あまりにも体重が重すぎると、この大腿骨頭切除術後は出来ない、と言われています。
大型犬の場合は、流石に骨がはまってないと起立することができないようですね。

何はともあれ、トイプードルは遺伝的に股関節の先端が崩れてしまう子がいる、ということは覚えて置くと良いでしょう。

足を痛がっているトイプードルが来院すると、この病気の時が結構あります。

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