犬の誤嚥性肺炎 なんと治療薬が誕生!
まだ研究段階を出てはいませんが、誤嚥性肺炎に対する治療薬が販売されました。
もともと、ワンちゃんの誤嚥性肺炎は死亡率が8割〜9割と言われており、回復させるには困難を極める病気で、治療薬は存在せず、本人の体力次第、というものでした。
今回発売された薬はシチコリンという薬で、これを症状が出たらなるべく早く静脈内投与することで、血流内の酸素飽和度(血の中の酸素の量)が増加することが判明したそうです。
犬、シチコリンと検索すると、題名だけは出てきますが、加入している獣医師にしか詳しいことは見れません。
ただ、正常なワンちゃんは酸素飽和度は94%以上のところ、誤嚥性肺炎にかかった場合はそれが90%ほどに落ち、そこにシチコリンを注射すると、およそ二日後には95%くらいにまで回復するとのことです。シチコリンを打っても、二日は気が抜けないということでもありますね。
猫ちゃんでは研究されていませんが、誤嚥性肺炎は特にワンちゃんに多いため、もしかしたら救世主的な薬になるかもしれません。
当院でも早速導入いたしました。
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