体から汗をかける動物って少ない?

実は全身から汗をかける動物は結構少ないんです。
ご存知の通り、ワンちゃん、猫ちゃんは肉球からしか汗をかけず、特にワンちゃんは体温調節のために、口を開けてハッハッハッハと唾液を蒸発させて体温を下げています。
ちなみにこの行動をパンティングといいます。

汗をかく動物として、人間以外には主に牛や馬、カバなどが挙げられます(カバは血のように赤い汗をかきます)。

特に人間や馬は汗を大量にかく動物です。

馬は特にそれが際立っていて、泡立つような汗をかいて、一気に体温を下げることができるそうです。

ただし、これには問題もあって、体温が下がり過ぎてしまうという弱点があります。

人間のように、冷えきる前に体を拭く、なんてことはできないため、状況次第では低体温症になってしまうこともあるそうです。

野生の馬が絶滅危惧種と言われているのは、ここにも要因があるのかもしれませんね。

そう、絶滅危惧種なんです。
もともと飼われていた馬が野生化した半野生馬と言われる馬もいますが、完全な野生の馬はユーラシア大陸の一部の場所にしか存在していません。

普段人が目にする馬は人間に家畜化された馬にあたります。

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