どんな物でもアレルゲンになりうる⁉本当にありとあらゆるものがなりえます。(修正)

今回は完全に正しいとは言えない表現ですが、おおむね事実だと思って頂いて大丈夫です。

お題としては、どんな物でもアレルギーの元になりうる、ということですが、最悪、空気や自分自身の身体でさえもアレルゲンの様な働きをしてしまうことがあります。

あくまでアレルゲンの様な働きであり、定義としてはアレルギーとは違うのですが、症状や機構はアレルギーと相似したものなので、ややこしくしないために、アレルギーと混同させてもらいます。

どういうことかと言うと、人間やワンちゃん猫ちゃんの周りにあるものは、どんな物でもアレルギーを引き起こし得ると言うことです。

例えば食べ物。甲殻類や蕎麦、ナッツなどがアレルゲンとしては有名ですが、魚や野菜(ジャガイモやトマト、果ては米)などもアレルゲンになることがあります。

他には薬。あまり聞きなれないとは思いますが、薬疹と言う、薬が原因で起こるアレルギーがあります。
下手をすると、ビオフェルミンどころか、抗アレルギー薬もアレルゲンになることがあります。

そして空気。本当に何もない、自然の空気なら大丈夫でしょうが、ただの化粧からうすーく漂う化粧品の分子、石鹸や芳香剤などまでもアレルゲンになってしまうのです(アレルギーではなく、別の病名が付いていますが、大元は同じです)。

ぶんか社の漫画、「ただの空気が吸えなくなりました」を読んでみるとわかりやすいかもしれません。

そして、最悪なものが、自己免疫疾患というものがあります。
アレルギーとはほぼ別のものですが、この病気は体の抗体や白血球が、突如として自分自身を攻撃することで起こります。その点はアレルギーと機構が似ています。

簡単に言えば、自分自身が自分自身に対してアレルゲンになってしまうのです。

皮膚に起これば全身が焼けただれた様に、赤血球に起これば、凄まじい貧血を起こしたりします。
猫の口内炎なども、自分の歯を自分の免疫が攻撃してしまうために起こることもあります。
自己免疫疾患の怖い所は、アレルギー以上に症状が深刻で、死に至る可能性が高いものがよくある所です。

また、反応する相手が自分の身体の中のため、逃げようが無く、ステロイドや免疫抑制剤で効果が出てくれなければ、ほぼ確実に亡くなってしまいます。

0コメント

  • 1000 / 1000