フィラリアの薬の投与期間

たまに、フィラリアの薬の通年投与を勧めている病院がありますが、フィラリアそのものに対して、一年間ずっとの投与が必要なのは、日本では沖縄県のみになっております。

実際に千葉県で通年のフィラリア薬の投与が必要なのは、フィラリアの感染が判明していて、その駆除のためくらいでしょうか。

蚊がまだいるから薬が必要だ、という方もいらっしゃいますが、こちらも間違いです。
フィラリアは寒さに非常に弱い寄生虫で、蚊の中では、寒い時期では生きていられません。

もし、フィラリアに感染しているワンちゃんの血を吸っても、他のワンちゃんに移す前に死んでしまいます。(すぐ隣のワンちゃんの血を吸って、また、隣の血を吸ったら、どうなんだ、ということに対しても問題無い、とだけここではお伝えしておきます。)

毎年、フィラリアの生存できる期間を測定して、各動物病院にその結果を送ってくれる機関がありますので、千葉では当院でお伝えしている通り、安心して5/30〜11/30日の計7回の投与を行って上げてください。

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