椎間板ヘルニア

ダックスフントで好発する、椎骨間の緩衝材である椎間板が、椎骨同士に前後から挟まれた圧力で、上に飛び出して、脊髄を圧迫。
痛みだけで済むものから、後ろ足や肛門、尿道の麻痺などを引き起こすこともある病気です。
脊髄へのダメージが酷すぎると、脊髄軟化症といって、どんな治療をしても治らず死亡する、最悪の状態になることも稀にあります。
ひと昔前までは、麻痺を起こした場合、48時間以内に、圧迫部位の椎間板を切除しなければならないと言われていましたが、現在では椎間板ヘルニアの手術の大家だった先生が見つけた、外科手術と治癒率がほとんど変わらない、内科療法が存在しています。

ただし、外科でも内科でも、突然起こった椎間板ヘルニアは治療の効果が出やすいですが、年齢が経つにつれ、徐々に麻痺が進行していった椎間板ヘルニアにはどちらも効果が表れにくいです。

当院では治療の容易さと、値段の関係から、主に内科療法を実施しております。
だからといって、外科手術を決して行わないという訳ではないので、ぜひ相談してくださるとありがたいです。

0コメント

  • 1000 / 1000