白内障の次に起こるのは?

皆さん良く知っているかもしれませんが、白内障は目の一部から始まって、最終的に全体が真っ白になります。

ちなみに、真ん中から白くなるものより、水晶体の端っこから(大抵は外側過ぎてめで見えない)白くなる物の方が進行が早いです。

さて、水晶体が完全に白くなったものを、完熟白内障と呼びます。
この段階までは水晶体は膜に守られており、さらに進行すると、膜が破れて、中の水晶体物質が眼球の中に流れ出て行ってしまうんです。

水晶体物質が漏れるとどうなるか。
目全体の炎症(ぶどう膜炎)、ひどいと緑内障(眼圧が上がり、目がとても痛くなる)などが起こります。

そこまで進行しているかをどう判断するかと言うと、目の虹彩(日本人では茶色の輪の形をしている所です。たまに珍しい色の人もいますね)の色が黒くなり、結膜の充血が酷くなることで判断できます。

ここまで行くと、目の痛みをすこしでも抑えるために、ステロイドの点眼薬を使うのが基本です。

虹彩の色が変化するタイミングを見逃さないようにしてあげましょう。
発見が遅いからと言って、何かある訳では無いのですが、早い段階で痛みを取ってあげましょう。

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