日本3武神!

日本には八百万(やおおろず)の神がいると言われています。

今までにもブログに載せたことがありますが、それだけ神様がいると、役割がかぶる神様も沢山出てくるわけです。

例えば、実際に国造りを使用とした神は12柱もおり、実際に成功したのがイザナギとイザナミな訳です。

日本3武神の話に戻りますが、空に浮かぶ神々の国、高天原では、芦原の中つ国(日本全土)を統一して、自分達の物にするために少しずつ領土を奪って行きました。

芦原の中つ国最後の領土を攻めるとき、高天原トッブ1、2のタケミカヅチとフツヌシのうち、フツヌシが攻めることになりましたが、のちの話しでとある天皇陛下が、

「マジでタケミカヅチかっけーわ。フツヌシが活躍したんじゃなくて、タケミカヅチが活躍したことに書き換えない?」

という言葉により、書物の内容が変わっているため、ここではタケミカヅチで通させていただきます。

高天原から迫る、最強の神、タケミカヅチ。

対するは芦原の中つ国で一番偉い、オオクニヌシ。
でも戦いは得意では無いので、息子達に勝ったら国を譲る!
ということで迎え撃つは兄のコトシロヌシと弟のタケミナカタ。

でもコトシロヌシはタケミカヅチが怖すぎて、さっさと逃げました。

その一方で勇気のある、芦原の中つ国最強のタケミナカタ!
「やったるわー!」
とタケミカヅチに挑みました。
タケミナカタもタケミカヅチの怖さはわかっていたはず。


戦いの結果は残念ながら瞬殺。タケミカヅチは強すぎたんです。
ですが逃げたコトシロヌシに対し、自分に勝てる可能性があるのはフツヌシのみと考えていたタケミカヅチは、たとえ瞬殺でも、

「お前は目の前で兄貴がさっさと逃げたのに、最強の俺に立ち向かった!
瞬殺?気にすんな!」

実際にタケミカヅチに会う前までは、タケミナカタは山を引っこ抜いたりと、負けなしだったんです。
ただ、上には上がいた。

タケミナカタはこうしてタケミカヅチに挑んだ、ということのみでに、フツヌシ、タケミカヅチ、タケミナカタと、日本3武神として数えられる様になったんです。

あと、タケミナカタには面白いエピソードがあります。
詳細は調べてもらった方が良いかと思いますが、日本で10月は神無月と言われます。

皆出雲の国に行っちゃうからですね。
逆に出雲では神有月と呼んだりします。

ただ、タケミナカタだけは出雲の国にいけません。
自分の領土である諏訪から出ることを禁止されています。

そのため、諏訪の神、というあだ名も付いている変わった神さまです。

コトシロヌシは他の場所で、恵比寿様と同一視されて、演技の良い神さまとして所々で祀られています。
天皇家とも関わりのある神で、
・海上安全の神
・漁業の神
・商業の神
・市場の神
としても信仰されています。
でも逃げてしまったのは残念なお兄ちゃんですね。



ちなみに空の上の高天原に住む神様を天津神、
芦原の中つ国(地上)に住む神様を国津神と言います。
写真は恵比寿様

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