6年くらい前まで勘違いされていた事実

皆さんトリケラトプスは知ってますよね。
これです。

そしてトロサウルス、という頭のヒレに穴が空いているトロサウルスという恐竜も存在していたのですが、名前が異なる通り、違う種だと考えられていました。

しかし、とある時期から一点、トロサウルスはトリケラトプスの幼体で同一種である!
という発表がされたんです。

こういうことは良くあるようですが、この二つの恐竜はまた珍しい勘違いをされています。

同一種である!と言われたにもかかわらず、名前が未だに異なる訳です。
本来ならトロサウルスはトリケラトプスという名前に統一されるはずなんですが、6年ほど前に、

やっぱりトリケラトプスとトロサウルスは別種だ!
という発表が出たんです。
こうしてトロサウルスは一回トリケラトプスに統一されたものの、またトロサウルスに戻りました。

まあ何が言いたいかというと、どんなことでもそうそう当てになる訳でも無い、ということです。

今までのブログにも載せていますが、膵炎は昔は絶食させるのが重要!と言われていたのが、今ではとにかく食べてくれるなら食べさせてあげるのが重要、というふうに変更されたり、

ダイオキシンは凄まじく危険な物質で、すごい発がん性があるに違いない!(この時点で科学者の願望が入ってます)と言われていましたが、
致死量ギリギリをずっと上げ続けてもガンにならない。

催奇形性という、摂取するとお腹の子が奇形児になりやすいと言うのはわかりましたが、結局ダイオキシンはそんなに危険なものでは無いことがわかりました。

サリドマイドもそうです。
つわりが酷い人によく眠れるように作られた薬ですが、猿で実験して何の問題も無かったため、沢山の奇形児が生まれてしまいました。
ちなみにウサギでは副作用が強く出たそうです。
どんな最新治療でも、本当とは限らない。
この辺は獣医としてやっていく限り、忘れちゃいけないことですね。

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