実はミネラルウォーターって、かなり汚れが混じってる
実のところ、こういう公衆衛生に関することは農林水産省が担当しており、その辺りの担当は獣医が行っています。
大学時代に小動物や大動物を診察する道を進むことに決めている獣医師予備軍も必修科目で公衆衛生に関して習わされました。
もう20年は前の話ですが、その中でも特に印象に残っているのが水道水と比べるとミネラルウォーターはかなり汚いという内容です。
どういうことかと言うと、水道水の汚れをチェックする際に、ミネラルウォーターとの比較実験を見せられました。
実験内容は、フィルターに水道水を通すのと、ミネラルウォーターを通した場合、フィルターがどれくれくらい汚れるか、を調べる実験です。
日本の水道水は他国と比べてとんでもなく綺麗なので、どんなに大量の水道水をフィルターに通しても、フィルターが汚れることはありませんでした。
一方、ミネラルウォーター(つまり天然水)をフィルターに通すと、どんどんフィルターが黒くなっていくんです。
ミネラルウォーターや天然水と言っても、その実、湧き水です。
目では見えないレベルの細かい汚れが入り込んでいる訳です。
世の中には、良かれと思って赤ちゃんの粉ミルクをミネラルウォーターで作る人もいるらしいですが、害になっていることもあるんです。
特によろしく無いのは、硬水のミネラルウォーターですね。
ミネラルウォーターは硬水と軟水に分かれていますが、硬水の場合、カルシウムやマグネシウム、中にはシリカが入っていることを謳い文句にしているミネラルウォーターもありますが、赤ちゃんにとっては体に負担がかかる可能性が大です。
大人でも硬水のミネラルウォーターを飲み過ぎると、腎結石や尿管結石、膀胱結石などを作る原因になったりします。
わんちゃんや猫ちゃんにミネラルウォーターを与える人もいますが、硬水は止めておきましょう。
特定の配慮したご飯を食べるのと一緒に飲む場合は結石が腎臓に行かず、便として出て行くそうですが、ちゃんとした知識が必要になってきます。
ミネラルウォーター、天然水は綺麗に見える、思えるだけで、水道水の方が安全であることは知っておきましょう。
あくまで、飲むなと言っている訳ではなく、飲み過ぎ注意ということですね。
ネットでも、ミネラルウォーター 飲み過ぎ、で検索すると色々と出てきます。
僕もその時の大学の授業で初めて知ったことなので、知らない方も多いかと思います。
ミネラルウォーター、天然水は適度に飲むようにしましょう。
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