小説「フランダースの犬」、物語りの舞台である、ベルギーやフランダースの人達は全くその存在を知らなかった。

フランダースとはベルギーの西の方の地域です。
ですが「フランダースの犬」はイギリス人女性のウィーダという人が書き手です。

ウィーダさんは実際にフランダースに行き、綿密な取材を元に「フランダースの犬」を書き上げたそうです。

つまり「フランダースの犬」はイギリスの書物で、ベルギーの人達はその存在を全く知らなかった訳です。

ですが、ベルギーの人達が「フランダースの犬」の存在を知る事件?が起こります。

当時、アニメでフランダースの犬を見た日本人達が、こぞってベルギーに旅行に行き、フランダースの犬の舞台、フランダースに連れて行って欲しい!と旅行会社に伝えた訳です。

こうしてベルギーで初めて、日本人経由で「フランダースの犬」が認知されました。
こんな素晴らしい作品があったのか…
フランダースで作品が広まっていきました。

このことで、フランダースではネロとパトラッシュの銅像を建てる事になりました。
これがその銅像です。
こんなのパトラッシュじゃない!と思った日本人がたくさんいたそうです。
でも、実際にフランダースの犬こと、ブービエ・デ・フランダースはこんな犬種です。
アニメ内ではセントバーナードみたいな感じになっていますが、これこそがフランダースの犬、本家です。
あれ?銅像とも違くない?僕の感想です。

当院の待合室に飾られている犬種表にも載っていますので、もし良かったら探してみて下さい。
(犬種表ではブービエ・デ・フランドルという名前になっています)

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