母をたずねて三千里。原作は超短編小説でしたが、高橋勲や宮崎駿のおかげで名作アニメになりました
主人公がイタリアで、アルゼンチンに出稼ぎに出ていた母親が病気になったと知って、母親に会いに行く。
超有名なお話ですね。
原作者はスイス人のエドモンド・アミーチス。
監督はなんと火垂るの墓の高橋勲です。
また、宮崎駿も関わっているからなのか、なんなのか、主人公のマルコのフルネームはマルコ・ロッソ。紅の豚の主人公、ポルコの本名と同じです。
世界名作劇場で一年間の間放送されましたが、原作はなんと、たったの2ページの短編小説で、制作陣は話を膨らませるのに大変だったそうです。
なんせ原作には、なぜ母親がアルゼンチンに出稼ぎに行ったのか、なぜ主人公は子供なのにたった一人でアルゼンチンまで行ったのか、アニメで語られている重要なことは何も書いて無かったんです。
物語上、重要な立ち位置のピッペーノ一座なんかも存在していません。
最近、アルゼンチンの日本大使館がSNS上で母をたずねて三千里のことを載せたため、アルゼンチンの人達は初めて宮崎駿が関係しているアニメだということを知って、騒ぎになったそうですね。
ただ、このアニメはどちらかと言うと、放送当初、イタリアやアルゼンチンより、スペインで大人気になったそうです。
あまり知られていない話ですが(もちろん原作には載っていません)、マルコは大人になってから、医者になりました。
たった2ページをあそこまですごい作品にした制作陣を讃えてあげたいですね。
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