セキセイインコはもともと熱帯雨林に生息している生き物です
セキセイインコは熱帯雨林に住んでいる生き物です。
また、エネルギー代謝能力がとても弱く、常に食べていないと、餓死してしまうのもポイントです。
もし、粟玉(殻付き。殻なしだと、食べているかどうか、判断つかないことがあります)を食べておらず、体をこんもりと膨らませていたら、要注意のサインです。
ハッキリ言っていつ亡くなってもおかしくありません。
部屋の温度は30℃に保ち、外部から温度を与えて上げることで、改善してくれることも多いです。
ですが、外見や体の中に異常が認められなくても、寒さのせいで、いつ亡くなってもおかしくないことを理解しておいてもらわなくてはいけません。
以前、半日餌を食べてなくて、かつ膨羽状態。
いつ亡くなってもおかしくないことを伝えた方がいらっしやいました。
せめて温めて上げることで、改善が見込めることもあること、場合によっては電気をつけたこたつの中に入れて温めてもよいということを説明しました。
ですが、結局復活することなく亡くなり、散々クレームを言ってきました。
ただでさえ、手術中だったのに、昼休み時間に対応してくれなかったことにまで文句をつけてくる有り様。
かかりつけが休みだったとのことで来院したセキセイインコでしたが、休み時間かつ手術中の病院に見てもらおうとするくらいなら、休診日のかかりつけに無理にでも診てもらえば良いのです。
そもそも、自分の飼育の仕方のせいで亡くなったことを理解していないのが最悪でした。
こういう方は同じことを繰り返すでしょう。
当院でも、時々チャイムを連続で押されて、休診日に診察することになることがたまにあります。
業者のために、入り口にチャイムを設置した際は、爪切りだとか、足に切り傷ができたとかの理由で応対するまでチャイムを鳴らす方がいたので、外してしまいました。
さて、セキセイインコの話に戻りますが、上記の亡くなったセキセイインコは、結局、セキセイインコ用のヒーターで温めただけだったようです。
そんな程度で瀕死のセキセイインコは良くなりません。
先ほど記載したように、こたつの中に入れて温めるくらいすることで、かなり生存率が変化します。
セキセイインコの調子が悪い時は良く温める!
それを覚えておくだけでもかなり違う結果が待っているでしょう。
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