志村けんもコロナで使用した、体外式膜型人工肺(ECMO,エクモ) ただし、志村けんの場合、本来は適用外だった。

エクモが有名になったのは、芸能人の大御所、志村けんさんがコロナウィルスに感染し、呼吸不全になった時に使われたためでしょうか。

ここでエクモを紹介していますが、僕はエクモに関して詳しい訳ではありません。
基本的なことは知識として知っていますが。

エクモという機械は、心臓や肺が完全に機能しなくなって、そのままでは確実に死ぬため、肺を使用せずに酸素を身体に取り入れ、二酸化炭素を体外に輩出するための機械です。

当時、この機械が志村けんさんに使用されると聞いた時、助けることができるのか!とびっくりした覚えがあります。

ですが、友人の医者から言わせると、その内容は無情でした。

まず、65歳以上は効果が悪く、適用外。
慢性的な呼吸不全がある人(志村けんさんは一日に何カートンもタバコを吸うヘビースモーカーだったため、肺はボロボロだったでしょう)は適用外。


では、こういう、血管がボロボロになっているのが確実な人に対してエクモを使用するとどうなるか、ということを説明します。

はっきり言って周りから見たら地獄でしょう。
本人はおそらく意識を失っているため、苦しいわけではない。
ですが、外見からは、くも膜下出血、脳梗塞、大血管損傷、下半身の壊死などが起こってきます。

家族は全身から出血、眼球からも出血、下半身がどす黒くなっている姿を見なければいけなくなるわけです。

家族がエクモをもう使わないで下さい!と言ってもダメです。
一度つけたエクモを外すということは、日本では殺人罪に当たるため、医者もその機械を外すことができないんです。

幸い、と言うかコロナだったために、隔離が必要で、ご家族もその酷くなった姿を見てはいないでしょう。

何で適用外の志村けんさんにエクモを使用したのかはわかりませんが、適用内の人に対しては救世主になる機械です。心肺に問題のある未熟児などによく使用されるそうですね。
どんなものも状況に合わせて使用する必要があります。

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