実際に宇宙のどこかで存在している可能性がある、最悪の物質。ストレンジレット。

皆さんも昔、科学の授業ですべての物質は原子で出来ている。と習ったと思います。
この原子は通常、陽子、中性子、電子でできています。
画像だとわかりやすいですね。
中学生、高校の理科の授業ではここまでですが、陽子や中性子よりさらに小さい素粒子というものが存在しており、
陽子と中性子は素粒子が3つ合わさってできていることがわかっています。
こんな感じです。
陽子と中性子はアップクォークとダウンクォークという素粒子3つの組み合わせで出来ているんです。
そして現在、素粒子は17種類発見されています。
上の画像の17個が、現在発見されている素粒子です。(ちなみにヒッグス粒子は長年あるはずだと言われていましたが、中々発見できず、神の粒子とまで言われた素粒子です)

そして、左上の方にストレンジという素粒子があるのがわかるかと思います。

通常、このストレンジという素粒子は安定しておらず、簡単にアップクォークやダウンクォークに変化してしまいます。
しかし、このストレンジが存在できる可能性のある場所が存在します。

それが中性子星です。
ナニソレ?と思う方もいるかと思いますが、中性子星は恒星の成れの果て。ブラックホールになりかけた星、とでも表現すれば良いのでしょうか。すさまじい重力を持っており、もし人間が近づいたとしたら、あっという間に引きこまれて平面状になるまで潰れます。
星本体もすさまじい重さを持っています。

話がズレましたが、中性子星内ではストレンジも存在できる。
アップクォーク、ダウンクォークとストレンジで構成された安定された物質ができている可能性があります。
この物質をストレンジレットと言います。

ストレンジレットは中性子星から安定した状態で放出されている可能性があるのですが、ここで第名の最悪の物質、に関しての話しになります。

細かすぎてすべてを語るのは無理なのですが、このストレンジレット、少量でも他の物質に触れると、その物質を同じストレンジレットに変化させてしまうんです。

これが地球に来たら、地球のどこかに触れた瞬間、その部分をストレンジレットに変えてしまいます。変えられたストレンジレットはその周囲のストレンジレットをまたストレンジレットに変化させます。あっという間に地球のすべての物質はストレンジレットに置き換わり、地球は滅亡してしまうことになります。
すごい小さなストレンジレットが地球に近づいていたとして、それが目に見えないサイズだとしても、地球に触れた瞬間、地球滅亡待った無しなのです。

本当に宇宙に存在しているのか?と言う科学者もいますが、存在している可能性はそれなりにあるそうです。

細かいことまでは書けないので、もっと詳しく知りたい、という方は、このアドレスのウィキペディアを見てみてください。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ストレンジレット

ちなみにこのストレンジレットは映画のアルマゲドン2012でも地球を崩壊させる恐ろしい物質として登場しています。

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