花粉症(実は完全な治療法が存在する?)減感作療法

花粉症、最近すごいですよね。
僕も目が腫れぼったくなって、鼻呼吸できずに、目が覚めることが増えました。

花粉症はご存知の通り、アレルギーなのですが、前回のブログでも語ったように、アレルギーに関して少し話そうかと思います。

数十年前まで、アレルギーという病気は存在していませんでした。
前回のブログを読んでいる人は理由がわかりますね。

そう、寄生虫です。
アレルギーというのは、簡単に言うと、もともと寄生虫を攻撃していた、体の中の抗体、先遣隊のIgMと後発殲滅部隊のIgEが、寄生虫が人間やワンちゃん猫ちゃんからいなくなったために、代わりに全くの無害なものを攻撃して炎症を起こすことで発症することになりました。

つまるところ、無害な寄生虫を体の中のに入れればアレルギーは起こらなくなるわけですね。
気分は悪いですが、一考の価値はあるかもしれません。

実際に、それに近い治療法はあるんです。
通常、殆どの人はアレルギーの薬(抗ヒスタミン薬)を飲んで、炎症の元を抑えることで、症状を抑えています。
あくまで抑える、ということてすね。

そして、先程も言ったように、本当の治療法、というものが存在します。
まあ、寄生虫を入れるのもそのひとつですが、治療法の名前を減感作療法、と言います。

これはどういうものかというと、体にアレルギーの元を大量に入れることで、そのアレルギーの元を体に無害な物だと体自身に叩きこむ、と言ったところです。

そう、アレルギーの原因を大量に注入して直すんです。

何かおかしく感じる人もいるかと思います。

実際に、この減感作療法、最初の一回目の大量のアレルギー物質を注入することで、アナフィラキシーショックを起こし、死ぬこともあり得るんです。

あえて怖く書かせていただきましたが、ソレが起こるかも知れない、とわかっているわけですから、万全の体制を整えてアレルギー部隊を注入します。
その後、毎日のようにアレルギー物質の注射を何ヶ月か繰り返し、あら不思議!
アレルギーが消えているんです。

そう、ネックは治療法、治療期間。
最近ではベロの下にアレルギー物質を垂らすだけ、という方法も出来たのに、まだまだ広まっていません。(ベロの下、の場合は年単位かかるとのことです)

ペロの下にアレルギー物質を垂らすだけなら簡単にできるはずなのに、なぜ広まっていないのでしょうか。

(なぜ、広まらないのかは次のブログで載せさせてもらいました)


もし、アレルギーのひどい方で、耳鼻科に行ったら、減感作療法ってどうなんですか?
とそっと聞いてみるといいかもしれないです。
先程も書いたように、危険性があるのも確かなので、勧めない理由の一つかもしれません。(これも次のブログで理由がわかります)


ちなみに僕はリアル減感作療法を行っています。
獣医なのに、何と猫アレルギーだったんです。猫ちゃんを診察したあと、手を洗うのを忘れてめを触ったりしたら、もうカオの半分が真っ赤になりました。

てすが、現在は猫を飼っており、猫へのアレルギー反応も消えています。
要は今までずっと猫ちゃんと触れ合ってきたからですね。
勝手に原因感作されて、治ってしまいました。

ただしこれはあくまで偶然の産物であり、このブログをみてアレルギー持ちの人がアレルギー物質を接種するようなことは絶対やめて下さい。命に関わります。

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