デンマーク、フランスでの短頭種

デンマークはワンちゃんにとっては、最先進国と言っても良い国と言われています。
ワクチン接種やマイクロチップの装着が義務となっており、さらには室内飼いも義務付けられています。
それができない人はワンちゃんを飼う資格が得られないそうです。

そして短頭種とはパグやブルドッグ、ボストンテリアなど、顔が引っ込んでいる犬種全般を言います。
とても可愛いですが、顔が短いという特徴のために、気道が狭く、生まれつき呼吸が苦しい、熱中症になりやすいといった問題があります。

それが可哀想、ということでデンマークでは最初からそういった病気を持っている犬種をブリーディングしない、してはいけないという法律が存在しています。

最近ではフランスでも同様の法律が施行されたそうです。

もともとこれはキャバリアという犬種が心臓病に高確率でなるために、心臓病の遺伝子を持っているであろうキャバリアのブリーディングを禁止し、キャバリアの心臓病有病率を減らす目的で行われるようになったもので、デンマーク方式と言われるものになります。

日本でも心臓病を起こすキャバリアがブリーダーの努力によって、心臓病を起こしにくい子達が増えたり、気性の荒い柴犬が減り、おとなしい子が主流になったりしています。

時代が変われば、求められる犬種も変わる。
日本ではこれからどうなっていくでしょうか。

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