ハムスターの慢性下痢

体質的な理由だと言われていますが、どんなに下痢の治療を行っても、若いうちから常に便がゆるいままのハムスター(主にジャンガリアン)がいます。
ハムスター用の乳酸菌を使用して腸内環境を改善する、腸の過剰な蠕動そのものを抑える、下痢を起こしにくい餌を与える、などを実施しても下痢が改善しない場合、その後の育成はかなり大変なものになります。
基本的には上記の、腸内環境を整え、強い蠕動を抑える治療は行っていくのですが、これに加えて、本人のお腹に合った餌をひたすら探し続ける必要があります。
また、それだけやっても、完全な治療には繋がらず、ある程度便状が良くなるご飯を見つけてあげて、一生軟便のまま生活していくことになることもあります。

症状からすると、ワンちゃん、猫ちゃん、人間にも認められる、炎症性腸疾患という、自己免疫性の病気が疑われるのですが、この病気の時に使用されるステロイドが、ハムスターでは副作用が強く、あまり使用することができません。

ゆるい便のままといっても、本人が元気でいてくれれば状態としては良好であると思っておいて良いでしょう。

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