フィラリアの感染率について
写真は、当院で検査してフィラリアが陽性だったワンちゃんのものです。
現在、多くの人がフィラリア予防をし、駆除が進んだことで、感染することがかなり減って来ています。
当院に来院する方の中には、以前飼っていた子は、全く予防しなくても感染しなかったため、現在飼っているワンちゃんも予防しなくていい、とおっしゃる方もいます。
しかし、それは周りの人がしっかりと予防してくれており、近場でフィラリアが繁殖していないからであり、ただの偶然でもあります。
実際、当院でも(つまりこてはし台や横戸、その他この地域の近く)3ヶ月ほど予防薬を飲ませ忘れた子で、フィラリア感染した子もいますし、同じ千葉市内で、たったの一回、飲ませ忘れただけで感染した方も知っています。
要するに、この辺りにもフィラリアの感染源となるワンちゃんはいますし、たまたま遠くの濃厚感染地域から飛んできた蚊に刺されて、そのまま感染してしまうこともあります。
最初の一月分だけフィラリア予防薬を購入していって、その後の分は忘れてしまう方などもよくいらっしゃいますので、気をつけてあげましょう。
風邪や突然のガンとは違い、フィラリアは予防さえしっかりすれば、完全に防げる病気です。
そんな病気で亡くなるワンちゃんはとても可哀想です。
フィラリア予防薬が高いとおっしゃる方もいますが、安い錠剤型の薬でも問題ないので、予防はしっかりしてあげて下さい。
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