古代エジプト、猫を盾にされて負けた?
古代エジブトは多神教で、王様が変わると、主神が変わる、ということが良くありました。
有名なツタンカーメンも、実際はツタンク・アメン。
アメン神を信仰するツタンク王、という意味です。
余談ですが、ツタンカーメンの幼少時の名前はツタンカーテン。
アテン神を信仰するツタンク、という名前だったのですが、アテン神が好きではなかったツタンカーメンが、即位してからアメン神を主神にしたことで、ツタンカーテンからツタンカーメンに名前が変わったわけです。
では、なぜこんな話をしたかというと、古代文明エジブト、紀元前5世紀頃、主神はバステト神という、猫の頭した女神でした。
何せ猫を傷つけたら罰を与えられる程の状況だったんです。
それをペルシア軍に逆手に取られました。
噓かホントか、紀元前525年、ペルシアはエジブトと戦う際に、猫を盾に括りつけて戦ったという伝説があります。
エジブト兵は攻撃したら猫に怪我をさせてしまう、殺してしまうかもしれない、ということで上手いこと戦えず、ペルシア軍に負けてしまったと言われています。
猫を盾にくくりつける、というのもかなり大変だと思うのですが、そんな伝説が残るほどにはエジブトのバステト神信仰は強かったそうです。
バステト神
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