とても珍しい、シスAB型=AB.O型(普通のAB型とちょっと違いますよ)
皆さん、理科の授業で習ったと思いますが、まず簡単なところで、血液型にはA,B,AB,O型が存在します。
ここにRh+型かRh-型にさらに分類されます。日本人はほとんどがRh+型ですが、白人の場合、Rh-型が多いと言われています。
ちなみにアメリカ人のほとんどは自分の血液型を知りません。
特に調べないとか。
さて、ABO型血液型分類上、珍しいAB.O型という人がいるのをご存知でしょうか。
普通に調べるとAB型と判断されます。
ではちょっと血液型分類に関して説明してみましょう。
簡単に表にすると、
こんな感じになります。
つまり、A型、B型、AB型、O型は、もっと細かく分類すると、
実際にはAA型、AO型、BB型、BO型、AB型、O型(OO型)、の6つの型が存在することになります。
これは血液型を作る部分の遺伝子が2つの場所に配置されているからですね。
例えば血液型を配置している遺伝子の部分を2つの板と表現すると、AO型の人は、
右の板にAの遺伝子、左の板にOの遺伝子が乗っているわけです。
もちろん逆でも同じです。
そしてさっきの表をより細かくした図がこんな感じになります。
この図は両親の血液型が書いてある通りの場合、生まれる子供の血液型を表しています。
こうしてみると、AB型人からはO型が生まれないことがわかりやすいですね。
さて、冒頭で話したAB.O型という特殊な血液型についてです。
それはシスAB型と言って、右の板にAとBの両方が乗っていて、左の板にはOの遺伝子が乗っている、というタイプです。
だからAB.O型なんですね。先ほども記載した通り、検査上はAB型と診断されます。
そのシスAB型の人が生まれる確率は、AB型の中でも0.012%。
大体日本人のAB型率は10%と言われていますので、訳0.0012%の人がこの特殊なAB型を持って生まれることになります。
つまり、上の表に当てはめると、普通はAB型の人からO型の人間は産まれることが無いはずなんですが、この0.012%の特殊なAB型の人からだけはO型が産まれることがある、という訳です。
他にもボンベイ型と言って、両親がAA型、とBB型で、ちゃんと右の板にはA型遺伝子、左の板にはB型の遺伝子が乗っているのにO型になるなどの、さらに珍しい血液型も存在しています。
確か中学校の頃、ドラマでこのボンベイ型の子供が手術をするとき、輸血の血が足りなくならないように、本人から少しずつ血液を採取して手術に挑もうとするシーンを見たことがあります。
そのドラマ、確か家なき子、だったかな?
やっぱりドラマ内ではあのクソ親父が邪魔をして来るわけですが😰
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