神話は知らなくても、誰もが名前は知ってる、理不尽なヘラクレスの物語
ギリシャ神話の中でも有名中の有名人、ヘラクレス。
この人は大分理不尽な目にあわされる人生を送っています。
もともと、ヘラクレス、というのはあだ名で、ヘラ(ゼウスの奥さん)の栄光という意味の名前です。
本名はアルケイデス。
ゼウスが人間の女性と浮気してできた半神半人の英雄です。
理不尽の原因はそのヘラで、嫉妬心から、ゼウスを怒るのではなく、赤ん坊の頃から早速毒蛇でヘラクレスを殺そうとしますが、そこはヘラクレス。
赤ん坊なのに、毒蛇を絞め殺します。
そして、最も理不尽と言える状況。戦場でヘラが呪いをかけ、自分の手で息子を殺させられてしまいます。
この時点で非常に理不尽だというのに、ヘラクレスは子供を殺した罪で12の試練を課されます。何で?悪いのヘラだよね?
有名なのはヒュドラ退治や、とんでもなく固い皮膚を持った、ネメアの獅子退治でしょうか。
凄まじく汚い牛舎を掃除しろと言われて、水で全部押し流し、文句を言われたけど、綺麗になっただろ、と押し通した逸話もあります。
そして全部の難業を終え、紆余曲折あるのですが、ヘラからヘラクレスの名前を与えられ、オリュンポス山(オリュンポス12神が住む神聖な山)の橋の門番の職業に就かされます。
ヘラのせいで息子が死んで、何故かそれで罰を受けて償いをし、付けられたあだ名は憎いヘラから由来するヘラクレス。
働き口は門番。
ヘラクレスことアルケイデスはキレていいと思います。
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