ペットのことを一番理解しているのは飼い主さんです。

良く獣医の間でも話題に登るのですが、飼われているワンちゃん、猫ちゃん達のことを一番わかっているのは、飼い主さん本人です。

ご自分が医師にかかる時によくわかると思いますが、医者はまず、患者さん本人に体の状況や状態を問診します。

これはどこが痛い、いつから症状が出ている、どのくらい具合が悪い、などは見たり触ったり程度では医者でもわからないからです。

元気が無い、食欲が無い、などの時は、いつからなのか、普段と比べてどの程度違うのか。

それだけの情報でも、獣医にとってはとても重要な情報です。そういうポイントが診断の確証になることも多いです。

以前、どこが痛いのか、苦しいのかどうなのか、分かっているのにこちらに当てさせようとする、とんでも無い飼い主さんがいらっしゃったこともあります。

自分のペットが苦しんでいるのに、本人はどう苦しいのか訴えることができないのに。

その飼い主さんにとってはペットはその程度のものだったのかもしれません。

もちろん、ペットのどこが悪いのかわからないことは、悪いことではありませんので、皆さんは、気がねなく、連れてきてあげて下さい。本人達も早く元気になれたほうが嬉しいでしょう。

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