汗腺の違いに関して

ワンちゃん、猫ちゃんは人間と異なり、アポクリン先生という汗腺を持っています。(人間はエックリン腺、馬も同じです。)

この汗腺の特徴は、油分が多い一方、あまり多く分泌されることが無く、そのため人間のように毎日お風呂に入らなくても、体が汚れるのが少なくてすむようになっています。

その代わり、体温調節機能がエックリン腺ほど効果がなく、ワンちゃんはパンティングで体温調節を行い、猫ちゃんも暑さに強いため中々見られませんが、早い呼吸で口から水分を気化させることで体温を下げる必要があります。

ちなみにエックリン腺は水分が主体で、汗をかくことで体温調節を行います。

その代わり、大量に汗をかきすぎると脱水を起こしてしまいますし、しっかり拭かないと風邪をひいてしまいます。

どちらも一長一短ありますが、馬は自分で汗を拭くことができないため、長く走って汗をかきすぎると、体を壊しやすいという特徴があります。

野生の馬が絶滅危惧種であるのは、こんなことも理由なのかもしれませんね。
特に記載していませんでしたが、馬はほとんど人間の手がかかっており、野生の馬は絶滅寸前と言われています。
(DNA鑑定で、野生の馬は実は施設から逃げ出した馬で、もう絶滅している、という説もあります)

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