犬の皮膚腫瘍に関して

ワンちゃんは猫ちゃんと比べると、皮膚の腫瘍は多い傾向があります。
ただし必ずしも悪いものではなく、良性の皮脂腺腫瘍や、あまり転移することのない、悪性と良性の中間辺りの皮脂腺上皮腫などが比較的多く認められます。
どれも、大きいものであればあるほど、悪性の可能性が高くなると言う論文も出ていますが、中には小さくても凶悪な肥満細胞腫(かなりの確率で再発する腫瘍です)や黒色腫などもありますので、大きくなる前に早めに切除してしまうのも安全策と言えます。

体表面ということもあり、本人の性格次第では、局所麻酔での切除も可能なため、年齢や麻酔によるリスクを押さえて主述することもできます。


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